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2025年1月~6月の予定【ギャラリーヒルゲート通信 No.56】

急に寒くなり、風邪や、弱毒化したとはいえコロナも流行っているようですが、皆様はつつがなく新年をお迎えになられたでしょうか? 

■奥庭に大理石の像が出現します。 
関東在住のベテラン彫刻家、国画会会員の菊地伸治先生が久しぶりに展示してくださいます。冬枯れから青葉が茂る初夏まで、作品の見え方の変化を感じ取っていただければ幸いに存じます。 

■「版画」の興味深い展示が続きます。 
現代版画の伝説的なグループ「MAXIGRAPHICA」のメンバーであった出原司先生が、自ら立ち上げに参画された「PATinKyoto京都版画トリエンナーレ2025」の美術館での開催期間中にサテライト企画として展示してくださいます。その作品は「版画」の概念を大きく変えるものかもしれません。 
一方、伝統的なメゾチントの技法を極め、高い評価を受ける坂爪厚生先生が次の週に展示して下さいます。 また5月には、同じく「MAXIGRAPHICA」のメンバーであった濱田弘明先生の展示もあり、現代日本に於ける「版画」表現の深くて広い成果を感じていただけることと思います。 

■京都の型染作家たちが「紅型(びんがた)」の本場沖縄に教えに行ったことを御存知でしょうか? 
5~6月に発表される長尾紀壽先生と2月の日下部雅生先生は、ともに京都市立芸大で型染を学び、のちに沖縄県立芸大に派遣され教鞭を執られました。その経験は、今までの個展の中でも作品として表現されています。教授を退職後も沖縄で農業と制作を続けられた長尾先生が、30年ぶりに昨年帰京されたことを記念して、小品展を企画しました。「染・清流館」での大作展示と併せて御高覧下さいませ。
 
■時空を超えて、各々の「顔」が出会います。 
26 歳で日展「特選」に選ばれ脚光を浴びながら、日展を離れて独自の世界を切り拓き「日本画の風雲児・異端児」と呼ばれた中村正義。一方若くして自由美術展に選ばれ、鉛筆画に転じた後も各地の美術館で現代美術として高い評価を受ける木下晋。正義の生前会うことのなかった23歳違いの二人の異端児。彼らに共通するテーマに人間の「顔」があります。正義の娘、倫子さんを介して二人展が実現することとなりました。 


2025年1月から6月の予定

※ 開廊時間 ギャラリーヒルゲート(1F) カフェ・ギャラリーヒルゲート(2F):正午~午後7時(最終日は5時まで)

113()126()

1/20()休廊〉

12F

33回 折々の作家たち 展

青木敏郎・麻田浩・安野光雅・伊庭新太郎・烏頭尾精・梅津庸一・川上力三・黒崎彰・田島征三・田島征彦・司修・中林忠良・中原史雄・野見山暁治・林康夫・平岡靖弘・藤平伸・馬越陽子・松谷武判・丸木位里・丸木スマ・丸木俊・三浦景生・水上勉・村山明・渡辺恂三 他、物故者を含む129人の作家の平面・立体

113()615(

〈月曜休廊・日曜日は~17:00

奥庭

菊地 伸治 展 時空の旅人 (彫刻) (国画会会員・日本美術家連盟会員)

128()22()

1F

末包 恭子 展

-日々の中から-

2F

篠原 涼子×山岡 明日香 私たちは風景の中で夢を見る

24()29()

12F

イタリアン カラーズ

(6人のイタリア人作家による絵画)

フランコ・マルガリ

ジュセッペ・アレジアーニ

ミルヴィオ・ソーディ

ウィリィ・ポンティン

マウロ・マーティン

シモネッタ・フォンターニ


211()216()

12F

日下部 雅生 作品展

ムンクの空と型絵染 

ノルウェー・ベルゲン市でのレジデンス作品展

218()223()

1F

八幡 朋子 展 Listen to My Song

(行動美術協会会員・日本美術家連盟会員)

2F

田中 希和子 個展 鳥とか、猫とか、お花とか。(日本画)

225()32()

1F

ケノ日ノ花ニ 佐々岡 まゆこ 個展 (油彩 他)

2F

あじさいワールド 

武田 厚子 展 (日本画)

34()39()

12F

石田 眞弓 & 田島 亮一 2人展 in KYOTO part.2

  (絵画)  (絵画・木工)

311()316()

1F

近藤 弘子 展 

Peace-LIFT IT UP-

(新制作協会会員)

2F

柳澤 綾子 展 「香りの記憶」 (二科会会員)

318()323()

12F

3回 小間 size KOGEI展 京都工芸美術作家協会会員による小品展

325()330()

1F

木村 隆 陶展 (天目 他)

2F

ウォーター・カラー 橋本 真弓 と はるびの会 展

41()46()

1F

谷口 淳一 彫刻展 「-STORY- まほろばへの回帰」 (日展特別会員)

2F

富士 篤実 展 (絵画)

4月8()413()

12F

いま、平和のために非戦を願う美術家たちの作品展2025

415()420()

12F

Kind of blue water 出原 司 他

4PATinKyoto京都版画トリエンナーレ2025 サテライト企画

422()427()

12F

坂爪 厚生 メゾチント展 =デジタル社会の流れに対峙して-1981-2025=

429()54()

1F

馬淵 哲 個展 

(新制作協会会員) (ミクストメディア)

4月29()511()

5/5()休廊〉

2F

藪田 正弘 展 

(写真) (KYOTOGRAPHIE KG+ 参加予定)

56()511()

1F

奥田 輝芳 展 

(ミクストメディア)

513()518()

1F

コスゲカズコ 展 

(二紀会準会員) (ミクストメディア)

2F

上西 玄象 展 ()

520()525()

1F

黒田 冨紀子 展

(二紀会委員) (油彩・銅版画・ドローイング)

2F

濱田 弘明 展 (版画) ・ 黒田 真里 展 (日本画)

527()61()

1F

増田 常徳 展 -島は風の起点- (油彩他) 東京・永井画廊との巡回展

527()68()

6/2(月休廊)

2F

長尾 紀壽 型絵染 小品展 19952024

63()68()

1F

大口 満 絵画展 

(油彩・水彩)

610()615()

1F

227展 三大寺 青楓・岩田 百子・仁志出 孝春

2F

角 りわ子 展 ()

617()622()

1F

時空を超えた『顔』合わせ展 -中村 正義・木下 晋-

2F

佐々木 和子 作品展

 (日本画)

624()76()

6/30()休廊〉

12F

32
心に響く小品展

池田良則・石股昭・一居孝明・井隼慶人・川上力三・上岡真志・北村美佳・日下部直起・来野あぢさ・栗本夏樹・坂爪厚生・角りわ子・田島征彦・司修・中林忠良・西久松友花・八田哲・林康夫・平岡靖弘・廣田政生・馬越陽子・松生歩・村山明
他  
100人余の現役作家の油彩・水彩・日本画・版画・写真・彫刻・工芸の小品



2025年ヒルゲート夜話市民講座

参加費1,000(学生500) 要予約、定員35



 梅津 庸一(現代美術家・キューレーター・批評家)

118()18:3020:00「美術におけるつながりと分断」

 

 潮江 宏三(京都市美術館前館長・京都市立芸術大学名誉教授・西洋美術史)

124()19:1020:40

「ヴェネチア派の絵画」

3「バロック・ロココのスター、ヴェロネーゼ」

 

 日下部 雅生(染色作家・京都市立芸術大学教授)

215()18:0019:30「ノルウェーの今、ベルゲンの今」


 出原 司(版画家)他 

418()18:3020:00「作家はなぜ水に惹かれるのか?」


 坂爪 厚生(版画家)

426()18:0019:30「デジタル化社会の流れに対峙して -19812025


 増田 常徳(画家)

531()18:0019:30「タイトル未定」


 対談 中村
倫子
(中村正義の美術館館長)×木下 晋(画家)  

      司会城島 徹(元毎日新聞記者)

621()18:0019:30「中村正義と木下晋の作品について」(仮題)

 

 椹木 野衣(美術批評家・多摩美術大学教授)

75()18:3020:00「洲之内徹のこと、美術批評のこと」

 

御来廊の前には、ホームページ等で変更をお確かめ下さいませ。

展覧会・夜話市民講座の変更がある場合や新たな講座が追加される場合は、ホームページにてお知らせいたします。お電話でのお問い合わせもお受けしておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

           
                     
         
2025年 1月      (人見ジュン子)

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