貝原 浩 没後20年 旅のかけら 鉛筆と筆
基本情報
- 会期
2025年11月11日(火) 〜 2025年11月16日(日) - 会場
2階 - 時間
12:00~19:00(最終日~17:00)
貝原浩は多様な画材を使って、幅広い分野で活躍した絵描きでした。
没後20年の今回は、鉛筆画の集大成となった「FAR WEST」を中心に展示します。 また、チェルノブイリ原発事故後の風下になったベラルーシに生きる人々との出会いの印象を、大きな和紙に墨だけで描いた作品も展示します。
いずれも最晩年の作品です。絵描きが、旅で出逢った人たちの眼差しの向こうに感じたものは何なのか。
20年という時の流れのこちら側にいる私たちに問いかけます。
貝原 浩 Kaihara Hiroshi
1947 岡山県倉敷市に生まれる
1970 東京芸術大学工芸科VD専攻卒業
1970~ 20代は広告のイラストが中心だったが、次第に雑誌・書籍の装丁・デザイン・イラストなどが中心になる
1981 フォービギナーズシリーズ(現代書館)のイラスト担当を始める
(文・佐藤文明『戸籍』/文・菅孝行『全学連』『天皇制』など多数)
雑誌『ダカーポ』(イラスト多数、鉛筆による社会諷刺画「三面記事美術館」の連載)
雑誌『自然食通信』の表紙絵・レイアウトを始める
1983 雑誌『ペンギン・クエスチョン』で鉛筆による社会諷刺画「仮設縁起絵巻」の連載
雑誌『批評精神』など反天皇制運動体にイラスト提供始める
1985 文・池田浩士『仮設縁起絵巻』(現代書館)出版
1986 ●現世淫猥戯画展(大阪・スタジオデルタ)
雑誌『現代農業』にイラストルポ「どぶろく宝典」の連載始める
1990 ●華鳥風月展(鎌倉・ガモハウス)
1992 『風しもの村から チェルノブイリ・スケッチ』(平原社)出版
1993 ●風しもの村原画展(松本・井上デパート)
●ロシア・チェルノブイリ素描展(東京・淡路町画廊)
●チェルノブイリ素描展(京都・ギャラリーヒルゲート)
1994 ●華鳥風月展Ⅱ(京都・ギャラリーヒルゲート)
●花いろ艶色展(東京・淡路町画廊)
1995 ●戦後50年100の肖像展(東京・ギャラリールポリエ)
●華鳥風月 冬の巻展(東京・淡路町画廊)
●彩画展(京都・ギャラリーヒルゲート)
1997 ●風景画展(京都・ギャラリーヒルゲート)
1998 ●素描展(東京・淡路町画廊)
2002 『鉛筆画集 FAR WEST』(現代書館)出版
●鉛筆画展(東京・お茶の水画廊、倉敷・ギャラリー十露、京都・ギャラリーヒルゲート、
福岡・ギャラリーおいし)
2003 ●漫文漫画展(大阪・天音堂)
●農の肖像展(東京・ギャラリールポリエ)
2004 ●世界は広いぞ 心は広いか?(グループ展、東京・ギャラリールポリエ)
2005 没(享年57)
旅の記録
1988 ペルー
1989 アルメニア、カザフスタン
1990 タイ
1991 ネパール、ブータン
1992 ベラルーシ
1993,94 ベラルーシ、ロシア
1995 インドネシア
1996 韓国
1997 ポルトガル
1998 キューバ、メキシコ
1999 ベラルーシ、ロシア、
ポーランド
2000 ハンガリー、チェコ、
スロバキア
2002 レバノン
2003 スペイン、韓国





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「無題」(村田喜代子「尻尾のある星座」の挿絵)26×26㎝-2002年.jpg)