司 修 展 ヒロシマ・トマトと多くの思い出

基本情報
- 会期
2025年09月09日(火) 〜 2025年09月21日(日) - 会場
1階, 2階 - 時間
12:00~19:00(最終日~17:00) - 休館日
月曜日
今度の展覧会のためのひとこと 司修
《ヒロシマ・トマト》とは私の造語です。
ちひろ美術館での、絵本原画『まちんと』と、『みにくいあひるの子』などの展覧会のために考えだしたものです。それは、小学校5年生が書いた詩からでした。これしかないと思ったのでした。
よしこちゃんが/やけどで/ねていて/とまとが/たべたいというので/お母ちゃんが/かい出しに/いっている間に/よしこちゃんは/死んでいた/いもばっかしたべさせて/ころしちゃったねと/お母ちゃんは/ないた/わたしも/ないた/みんなも/ないた
(無題─佐藤智子(広島市南観音小学校5年)『詩集 原子雲の下より』青木文庫)
司 修 Tsukasa Osamu
1936 群馬県前橋市生まれ
中学卒業後、独学で絵を描き始める
自由美術協会会員を経て、‘64年主体美術協会の創立に参加(‘90年より無所属)
1976 『金子光晴全集』の装幀により講談社出版文化賞
1978 『はなのゆびわ』により小学館絵画賞
1986 池田20世紀美術館で〈司修の世界〉展
1989 「バー螺旋のホステス笑子の周辺」が芥川賞候補
1993 「犬」(『影について』所収)で川端康成文学賞
日本橋三越他で朝日新聞社主催「司修挿絵展-小川国夫『悲しみの港』」
同年、第36回安井賞審査員
2007 『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞
2008 「両洋の眼展」で河北倫明賞
2011 群馬県立近代美術館で「司修のえものがたり-絵本原画の世界」開催
『本の魔法』で第38回大佛次郎賞
2014 『絵本銀河鉄道の夜』(偕成社)、『幽霊さん』(ぷねうま舎)刊
2015 『Ōe-60年代の青春』(白水社) 刊
2016 第26回イーハトーブ賞受賞(花巻市)
2017 岩波書店『図書』表紙及びエッセイ連載開始(2021年12月まで毎月)
2020 『空白の絵本-語り部の少年たち-』(鳥影社) 刊
2023 『私小説・夢百話』(岩波書店)刊
2024 『さようなら大江健三郎こんにちは』(鳥影社)刊
2025 ちひろ美術館(東京・安曇野)で絵本『まちんと』『みにくいあひるのこ』原画展
『戦争と美術』『語る絵』『絵本の魔法』『孫文の机』『戦争と美術と人間』等の評論や小説、『まちんと』『河原にできた中世の町』『雨ニモマケズ』他絵本、 『風船乗りの夢』『壊す人からの指令』他の画文集等、著書多数。
夜話市民講座
司 修 (画家・小説家・装幀家)
「ヒロシマ・トマトと多くの思い出をこめて」
9月13日(土) 18:00~19:30
ギャラリー1F 参加費1,000円(学生500円)
定員30名(要予約)
ご予約はメール又はお電話にて承っております。
ご来廊の際にスタッフへお申し出くださっても結構です。
皆様のご参加をお待ちしております。
mail : hillgatekyoto@gmail.com
tel : 0752313702

